「獅子頭が可哀そうやしどうにかせんけ」ってお話を解説してみたの巻 その1
2020年 08月 15日
ムラタフォトスさんの『酎ハイとわたし』の中で、最近よく出てくる「獅子頭が可哀そうやしどうにかせんけ」ってお話。
くわしくこちらです↓
山中温泉には、大獅子みこしや、湯女みこし、若衆みこしなど、大きな獅子頭のお神輿が三体もあります。それにお椀みこしも合わせて、町中に飾りませんかってお話なんです。
でも、なぜ町中に獅子頭なの?って話を数回に分けてお送りします。
ちなみに獅子頭を街中に常設展示するって構想は、今現在まだ何も決まってません。私らが勝手に言ってるレベルの話なんですが、行く行くは賛同者が増えて想いが具現化することを願っています。
まず一回目の今日は、『山中節と獅子の切っても切れない関係』についてお送りします。
群馬県の草津節と並び温泉民謡の双璧とか、北海道の江差追分、茨城県の磯節と並び日本三大民謡の一つに数えられる『山中節』。
加賀市指定無形民俗文化財にも指定されており、山中温泉にとって後世に遺すべき大切な文化遺産でもあります。
その山中節の歌詞に、幾つも『獅子』が登場するのをご存じですか。
♪薬師山から湯座屋を見れば 獅子が髪結うて身をやつす
♪加賀の山中恐ろしところ 夜の夜中に獅子が出る
♪踊れおどれや山中踊 おどりくずした獅子の髪
♪鉄砲かついで来た山中で 獅子も打たずにから戻り
ここで紹介した歌詞はほんの一部であり、まだまだあるんですが、ここでは割愛します。
このように『山中節』と『獅子』は 車の両輪のごとく切っても切れない関係にあります。ちなみにここで言う『獅子』とは『山中芸妓衆』の事を指しています。
彼女たち『山中芸妓衆』は、山中節の伝承者として今日の礎を築いた第一人者であり、世界に誇るべき芸能文化といえます。巨匠、初代米八がお座敷唄として正調山中節を整えた後の繁栄を思えば、尚のことです。
ちなみに、山中温泉には全国でも珍しい芸妓衆が踊る獅子舞があり、そのことからも、山中節と獅子の密接な関係がうかがい知れます。
↓こちらは昭和30年頃の山中芸妓衆による獅子舞の様子。
by choraku
| 2020-08-15 22:40
| 山中温泉



