「獅子頭が可哀そうやしどうにかせんけ」ってお話を解説してみたの巻 その2
2020年 08月 16日
この話の続きです↓
前回は山中芸妓衆と獅子の関係についてお話しました。今回は『こいこい祭と獅子の関係』についてです。
山中温泉最大のお祭りこいこい祭では、『山中節』と並び『獅子』が主役です。
中学3年生が担ぐ大獅子みこしは、来るべき受験の合格を祈願して親御さんと一緒に担ぎます。子は親の初老時の法被に身を纏い親子揃って担ぐ神輿は、ふる里の思い出として いつまでも彼らの記憶に残るでしょう。
また、五五の若衆たちが担ぐ若衆みこし、温泉観光に従事している女性たちが担ぐ湯女みこし、さらに青年団による獅子舞は若者に大人気。昨今は、新しい試みとして、地元アーティストの演奏する山中節に合わせて五体の獅子舞が一斉に踊るパフォーマンスは まさに圧巻の一言。
↓こいこい祭山中節てんこもりでの青年団によるステージ。さしずめロックコンサートを見ているようで、会場の盛り上がりはほんとに凄いです。
そんな、祭で大活躍だった獅子頭ですが、若衆みこしと湯女みこしは旧山中郷土資料館にひっそりと展示されいます。ただ、人通りの少ない場所だけに寂しい限り・・・。とても勿体ない気がします。
それ以上に寂しいのが、大獅子みこし。薄暗くかび臭い倉庫の中で一年間眠ったまま・・・。漆器職人たちが担ぐ御椀みこしもまた、大獅子みこし同様 来年の祭りまで暗い倉庫の中でじっと耐え忍んでいるのです。
ちなみに『道の駅 山中温泉ゆけむり健康村』に飾ってある御椀みこしは、今は担いでいない初代だそうで、現役の二代目は暗い倉庫の中です。
↓湯女みこしがジャケットになってるソノシートの山中節レコード。ちなみに唄は、唯一無二の美声と言われた名妓 一楽さんです。
このレコードは観光土産として人気がありました。
昔は、こういった物を通して、一年間ずっと こいこい祭を身近に感じることが出来たんですね。
って事で、次回につづく
by choraku
| 2020-08-16 22:59
| 山中温泉




