アレでベンチを作ってるの巻

この話の続きです↓

山中温泉一の名所、こおろぎ橋が昨年10月に新しく架け替えられました。
↓綺麗になった三代目こおろぎ橋です。(画像は『酎ハイとわたし』より借用しました)
アレでベンチを作ってるの巻_a0041925_22094236.jpg

↓こちらは、架け替え前の古い方です。紅葉が綺麗ですね~。
アレでベンチを作ってるの巻_a0041925_22074258.jpg

で、ここからが本題。
現在湯の本町通りは道路整備の真っ最中。今年中に消雪装置の工事と街灯の設置工事が行われます。そして来年、かまぼこ状になった道路を平らに舗装し、より歩行者に優しい通りへと変身する予定なんです。ちなみに、あまり知られていませんが、湯の本町通りは加賀市景観形成整備地区にも指定されているんです。

変身をとげた湯の本町通りの完成予想図がこちら↓
アレでベンチを作ってるの巻_a0041925_22074945.jpg

で、道路整備に合わせて、もっと歩行者に優しい何かが出来ないか、弱小貧乏商店街でも出来る事はないだろうかと、商店街の店主たちは貧相な頭で考えました。
そして思いつきました。
「そう言えば、昨年こおろぎ橋が架け替えになった。って事は古い橋はどうなるんだろう。捨ててしまうのか。そりゃ勿体ない。
だったらその廃材を使ってベンチを作ろう」ってなったわけです。
実際、色々と調べたところ、地元の谷口工務店さんが「勿体ないから」と保管してくれていました。

余談ですが谷口工務店さんの山中温泉愛は凄いんです。
平成30年に薬師橋袂に整備された展望台『山中節の見える丘』から向かいの東山神社が見えるようにと、神社周辺を整備したり、
湯の本町商店街にあったお好み焼き屋『たこ八』の名物親父が亡くなった際、お店の一枚板のカウンターをベンチに変身させて『山中節の見える丘』に設置したり、
はたまた、新家工業の創設者で山中温泉が誇る実業家、故 新家熊吉氏の邸宅の正門を取り壊すのが勿体ないからと、廃棄されることなく医王寺の参道に移築され、山門として生まれ替えたりとか、どれもこれも『ほんとにスゲーなー』と感嘆します。

それで、話を戻しまして、こおろぎ橋の廃材ベンチプロジェクトは、谷口工務店さんの全面協力のもと始動したわけです。
予定では10月中に完成して、11月には通りに並べる予定です。
それに先立ちまして、谷口工務店さんから「試作ベンチが出来たよ」と連絡がありました。

↓それがこちら
アレでベンチを作ってるの巻_a0041925_22074653.jpg
役目を終えた 二代目こおろぎ橋の生まれ変わった姿に ただただ感動~
アレでベンチを作ってるの巻_a0041925_22074437.jpg

ここから、木材の保護塗料をぬり、焼き印を押して完成となります。
ってことで、皆様にご利用いただくまで、もうしばらくお待ちください。
完成した暁には、ベンチに座ってアイスクリームを食べんなんです。

by choraku | 2020-09-27 23:06 | 山中温泉

北陸山中温泉のネタをだらだらとアップしてます。どうぞよろしくお願いします。


by choraku
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31