今日の山中節 二天の橋or茶屋問題を考えてみたの巻 番外編
2022年 05月 31日
この話の続きです↓
今日の山中節 二天の橋or茶屋問題を考えてみたの巻 その1→ https://choraku.exblog.jp/241465060/
今日の山中節 二天の橋or茶屋問題を考えてみたの巻 その2→ https://choraku.exblog.jp/241465908/
今日の山中節 二天の橋or茶屋問題を考えてみたの巻 その3→ https://choraku.exblog.jp/241467864/♪送りおくりましょうか~ 送られましょか~ せめて二天の橋までも~
この歌詞に別ヴァージョンが存在していたって話を書きました。
今日のブログはまったくの番外編です。
二天橋を調べていたら、兄弟のようなそっくりな橋を見つけたってお話です。
現在の二天橋は、昭和6年に架け替えられました。
ちなみにこの橋は、鋼ボーストリング・トラス橋というらしく、
ボーストリング(bow-string)弓と弦の形をした、トラス構造(三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式)の橋って意味だそうです。
石川県下には、この構造の橋が3橋あるそうで、そのうち2つが加賀市にあるのです。
しかも、とてもよく似ているという事で、さっそく探しに行ってきました。
↓こちらは山中節の舞台、二天橋。

↓こちらが大聖寺福田町に架かる福田橋。 確かに二天橋にそっくり。 
ちなみに福田橋は昭和11年に架け替えられました。二天橋より5歳年下の弟です。

↑↓横から見ると、さらに似ているのがわかります。上/二天橋・下/福田橋

石川県下に3つある鋼ボーストリング・トラス橋ですが、最後の一つが白山市にありました。 白山市出合町にある出合大橋です。こちらは福田橋の一歳年下の昭和12年生まれ。 ↓トラス橋梁三兄弟、やっぱり似ている。 
二天橋の親柱にあった突起物、これはいったい何かと思ったら? 
その答えは、福田橋の看板にありました↓

福田橋の完成時の写真をみると、二天橋の突起物は手すりの跡だとわかります。さすが兄弟と思った次第です。







福田橋の完成時の写真をみると、二天橋の突起物は手すりの跡だとわかります。さすが兄弟と思った次第です。
おわり
by choraku
| 2022-05-31 20:21
| 今日の山中節