この話の続きです↓
今日の山中節 一枚の絵を探してみた その1↓
今日の山中節 一枚の絵を探してみた その2↓
山中温泉出身の日本画家 広田百豊が大正3年に発表した絵画『山中の湯』について書いています。
前回のブログでは、百豊のプロフィールと山中座の展示スペースについて書かせてもらいました。
という事で、続きです。
以前、医王寺の鹿野住職さんが、
「この絵画は山中節を語るうえで大変貴重なもの。いつか現物を山中温泉に飾りたい。
ただ、どこにあるのか、誰が所有しているのか全くわからない」と仰っていました。
それどころか、絵の大きさは? 色は?モノクロ?カラー? 兎に角この絵画はわからないことだらけなのです。
↓何か手掛かりはないかと、ご近所さんから昭和34年発刊の山中町史を借りてきました。
実は、この本の口絵に、『山中の湯』が載っています。先述の山中座ロビーの説明パネルに使用した挿絵も、この画像を利用させて頂きました。
この絵画に関する手掛かりが書いてないか町史の本文をくまなく詮索するも、何も見つからず・・・
そんな折、文部省美術展覧会の出品作品のポストカードが、当時お土産として人気があったとの情報を入手。これはもしかして『山中の湯』のポストカードも存在するのではないかと、探しまわりました。
そして、何とか見つけました。↓ポストカード『山中の湯』
モノクロでしか見たことのなかった『山中の湯』
やはりカラーで見ると、娘たちの生き生きとした表情や仕草が鮮明に浮かび上がり、当時の様子がよくわかります。あらためて現物を見てみたくなりました。
話は山中町史にもどり…口絵の『山中の湯』の下には、このように書かれています。広田百豊筆「山中の湯」(文部省第8回美術展覧会図録 大正8年)(金沢市県立中央図書館所蔵)
町史が昭和34年発刊と考えると、少なくとも昭和34年の時点では金沢市県立中央図書館が所蔵していたって事か?と、仮説を立てまして、この話は続きます。