今日の山中節 一枚の絵を探してみた その4
2022年 08月 03日
この話の続きです↓
今日の山中節 一枚の絵を探してみた その1↓
今日の山中節 一枚の絵を探してみた その2↓
https://choraku.exblog.jp/241542864/
山中温泉出身の日本画家 広田百豊が大正3年に発表した絵画『山中の湯』について書いています。
今日の山中節 一枚の絵を探してみた その3↓
前回のブログでは、昭和34年発刊の山中町史に載っている『山中の湯』について書きました。
という事で、続きです。
6月にこんなブログを書きました。
大聖寺の鴻玉荘で、広田百豊企画展をロングランで開催しているとの事で、
何か情報を入手できないかと、行ってきました。
館内には、加賀市が所蔵する絵画や愛用品の数々が展示されていました。
ちなみに、大聖寺敷地の菅生石部神社には、「走馬図」という、躍動感あふれる二匹の馬を描いた板戸があるそうです。
ん~見てみたい~。
いろいろと展示品を見て回ったんですが、残念ながらここでは手がかりが何も見つからず・・・。
そこで、山中町史に載っていた
『広田百豊筆「山中の湯」(文部省第8回美術展覧会図録 大正8年)(金沢市県立中央図書館所蔵)』
をヒントに金沢市県立中央図書館を調べてみることに。
ところが、速攻で壁にぶち当たります・・・
『金沢市県立中央図書館』なんて施設がないのです。
昭和34年発刊の町史から考えると、昭和34年の時点では存在していたが、今はない。
おそらく、名称を変更したか、それとも廃館になったか・・・
そこで、日頃から山中節の振興に尽力しているA谷議員さんに相談することに。
「この絵画は山中節を語るうえで大変貴重なもの。いつか現物を山中温泉に飾りたいが
どこにあるのか全くわからない」医王寺住職さんの一言から始まった一連の経緯を話すと、
凄く賛同してくれまして、さっそく調べてくれました。
すると、『金沢市県立中央図書館』は、今話題の『百万石ビブリオバウム』だったのです。
と、いう事で、この話はもう少し続きます。
by choraku
| 2022-08-03 20:53
| 今日の山中節