湯の本町通りに図書館が出現の巻

山中温泉湯の本町商店街にちょっと変わったお店が新たに出現しました。その名も『りんご図書館』（訪れた一人のために開いている図書館）実はここ、ちょっと変わった仕組みの古本図書館なのです。
湯の本町通りの中程にあった空き店舗を、オーナーさんが古本図書館として再利用されました。
↓看板をはじめ、至るところ手作り感満載です。中に入ると本がズラリ。これらはすべて貸し出し無料なのです。漫画ちびまる子ちゃんやblackjackの横にさだまさしの楽譜集があり、さらに聖書からシェークスピアまで、とにかくカオスな本棚です(笑)では、この図書館の仕組みを。本は自由に借りれます。しかも貸し出し期間は　なんと一年間。さらに、氏名、連絡先などは一切不要。自由に持ち出してOKです。ですので、観光客がふらっと立ち寄り「来年返しにこよっと」　で、借りてもOKなのです。
仮に一年間では返せないって場合は、100円以上の施設維持協力金を払えば　持ち帰りOKなのです。イスがあるので、そこで座り読みもアリです。
しかも24時間365日、年中無休で開いています。
入口を入った正面には、返却、寄贈箱があります。こちらは、読み終わった本の返却箱なんですが、読まなくなったけど捨てるのもちょっとな～・・・って本を寄贈できる箱でもあるのです。捨てればゴミですが、誰かが読めば資源になる、まさにSDG'Sな図書館なのです。今日、見に行ったら、こんなのもありました↓　普通にテンション上がるわ～また、店舗の一角には友愛交換会コーナーもあります。こちらは、まだまだ使える生活用品などを自由に持って行ってねってコーナーです。今日行ったら、綺麗なタンスが置いてありました。欲しい方はどうぞ
私は、夜中にちょこちょこ覗きに行くんですが、「あれ、あの漫画が無くなってる」「新しい本が入ってる」と結構出入りがあるみたいで、皆さん活用しているようです。
ちなみに全国で、地域に書店が一つもない「無書店」の自治体は27.7％（４８２自治体）、１書店以下の自治体は47.4％（８２５自治体）だそうです。先般の加賀市議会でも山中温泉図書館と加賀市立図書館の統合って話も出てました。益々、本に触れる場所が無くなっていく中でこうやって本好きの方々が　私設図書館を開設、運営するって、ほんとに凄いことだなと思います。ご興味のある方はぜひ。
↓場所はこちらです