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姥のふところってここだったの巻 その1

2021年にこんな記事を書きました。↓

ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげる先生の妖怪大図鑑に山中温泉のこおろぎ橋に出る妖怪が載っています。
その名も『火取り魔』
こおろぎ橋の近くに姥の懐(うばのふところ)と呼ばれる場所があり、夜にここを人が提灯を灯して通ると、
提灯の火がまるで吸い取られるように細くなり、そこを通り過ぎるとまた元通り明るくなるという。
土地の住民からは、この現象は火取り魔という妖怪の仕業と呼ばれており、
加賀山中温泉ではキツネが悪さをしているともいう。(Wikipediaより)

ここに書かれている姥の懐(うばのふところ)がいったいどこなのか さっぱりわからなくって
自分なりに考察したのがこちらの記事です↓


姥の懐が、この辺りでは?と勝手に想像して記事は終わりましたが・・・どうもスッキリせず・・・
あれから3年の月日が経ちまして・・・

一週間前、某高校教師のAさんから電話がありました。
「長楽くん、姥の懐について以前ブログに書いてたよね? どうも長楽くんが想像してる場所ではないみたいよ」
「え~そうなんですか?」
「山中図書館の司書さんが、書庫を片っ端から調べて、ついに場所を特定することが出来たって」

で、さっそく山中図書館に行ってきました。
司書さんが出してくれたのが『加賀江沼の字名(江沼地方史研究会)』

姥のふところってここだったの巻 その1_a0041925_21243041.jpg

寛政6年(1794)の『御郡之覚抜書』、大聖寺藩9代藩为前田利之の命令で編集された『加賀江沼志稿』天保15年(1844)などを元に、江沼地方史研究会の皆さんが取りまとめた調査書です。
そこに答えがありました。

って事で、続きます

by choraku | 2024-08-21 22:25 | 山中温泉

北陸山中温泉のネタをだらだらとアップしてます。どうぞよろしくお願いします。


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