姥のふところってここだったの巻 その2
2024年 08月 22日
この話の続きです↓
ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげる先生の妖怪大図鑑に載っている山中温泉の妖怪『火取り魔』
その妖怪の出没ポイントである「こおろぎ橋近くの姥(うば)のふところ」が一体どこなのかって事でブログを書いてます。
先日、山中図書館の司書さんが書庫を探しまくって、ついに場所を特定できるものが見つかりまして、
さっそく山中図書館に行ってきました。
そこで出してくれたのが、「加賀江沼の字名(江沼地方史研究会)」
古い文献を元に加賀市の古い地名がまとめられた調査書です。
その中の山中町の字名にウバノフトコロが2か所
一つは、乳母懐(山地、水無山ノ内)と書かれています。
もう一つは、姥ヶふところ(畑地)と書かれています。
『ウバノフトコロ』と呼ばれる場所は、姥の懐、乳母懐、姥ヶ懐等々、表記ゆれはあるものの日本全国至るところにあります。
山中温泉にも二か所あったんです。
で、この本には昭和41年の地図に場所を記したデータが附属しておりましてそちらのデータがこちら。
とても見にくい地図なので、矢印をつけてみました。
水無山の乳母懐は、山の中腹辺りです。
で、火取り魔の出没ポイントの姥ヶ懐はこのあたり↓
ってことで、続きます。もう少しお付き合いを
これまでのお話
1.山中温泉出身の妖怪の話→ https://choraku.exblog.jp/240954432/
2.姥のふところってどこよの巻→ https://choraku.exblog.jp/240957389/
3.日だまりを探しに行くの巻→ https://choraku.exblog.jp/240958722/
4.姥のふところってここだったの巻 その1→ https://choraku.exblog.jp/242680319/
by choraku
| 2024-08-22 21:34
| 山中温泉